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『里の春、山の春』
ふりがな文庫
『
里の春、山の春
(
さとのはる、やまのはる
)
』
野原にはもう春がきていました。 桜がさき、小鳥はないておりました。 けれども、山にはまだ春はきていませんでした。 山のいただきには、雪も白くのこっていました。 山のおくには、おやこの鹿がすんでいました。 坊やの鹿は、生まれてまだ一年にならな …
著者
新美南吉
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約2分(500文字/分)
朗読目安時間
約3分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
鹿
(
じか
)
角
(
つの
)
仔鹿
(
こじか
)
坊
(
ぼう
)
寺
(
てら
)
折
(
お
)
根
(
ね
)
桜
(
さくら
)
鹿
(
しか
)