“祖々”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
オヤ／＼40.0%
オヤヽヽ20.0%
おやおや20.0%
オヤオヤ20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
けれども、見ぬ世の祖々（オヤ／＼）の考へを、今の見方に引き入れて調節すると言ふことは、其が譬ひ、よい事であるにしても、尠（すくな）くとも真実ではない。
妣が国へ・常世へ (新字旧仮名) ／ 折口信夫(著)
この宵や　祖々（オヤヽヽ）のみ霊来ますなり。夕凪ぎ　音となりてつたふも
鵠が音：01 鵠が音 (新字旧仮名) ／ 折口春洋(著)
むかしむかし、おれたちの祖々（おやおや）から語り継がれて来た天皇というものは、仁徳天皇様を持ち出すまでもなく、こんなはずの者じゃあなかったぞ
平の将門 (新字新仮名) ／ 吉川英治(著)
人々の祖々（オヤオヤ）の魂は常世の国に充ちてゐるものとした。其故に其魂が鳥に化し、時としては鳥に持ち搬ばれて、此土に来るものと考へられた。此が白鳥処女・白鳥騎士民譚世界的類型の基礎である。
「とこよ」と「まれびと」と (新字旧仮名) ／ 折口信夫(著)