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オヤ/\
ふりがな文庫
“オヤ/\”の漢字の書き方と例文
語句
割合
祖々
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
祖々
(逆引き)
けれども、見ぬ世の
祖々
(
オヤ/\
)
の考へを、今の見方に引き入れて調節すると言ふことは、其が譬ひ、よい事であるにしても、
尠
(
すくな
)
くとも真実ではない。
妣が国へ・常世へ
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
お互にせはしない世の中に生れ合せて、
紙魚
(
シミ
)
の住みかにおち/\と、見ぬ代の
祖々
(
オヤ/\
)
と話し交しても居られなくなつた。
幣束から旗さし物へ
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
翁の説を詮じつめれば、
夜見
(
ヨミ
)
或は、
根
(
ネ
)
と言ふ名にこめられた、よもつ大神のうしはく国は、
祖々
(
オヤ/\
)
に
常夜
(
トコヨ
)
と呼ばれて、こはがられて居たことがある、と言ひ換へてもさし支へはない様である。
妣が国へ・常世へ
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
即、其が、第一義かどうかは問題であるが、常住なる齢と言ふ民間語原説が、
祖々
(
オヤ/\
)
の頭に浮んで来た時代に、長寿の国の聯想が絡みついたので、富みの国とのみ考へた時代が今一層古くはあるまいか。
妣が国へ・常世へ
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
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