“つむぎ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
95.3%
1.2%
1.2%
1.2%
1.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
織物ではつむぎ類が多少残り、上田紬うえだつむぎなど名がありましたが、今は衰えました。麻布では木曾に開田かいだという村があってよい品を出します。
手仕事の日本 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)
賦役令によると、絹、つむぎ、糸、綿、布などが物産のまっ先に掲げられている。この糸が絹糸、綿が真綿まわたであるとすれば、それも養蚕の仕事に属するのである。
日本精神史研究 (新字新仮名) / 和辻哲郎(著)
半年ごとに、その期間の出勤日数百二十日以上のものは、一位のつむぎ三十疋、綿三十屯、布百端、すき百六十こうより従八位の絁一疋、綿一屯、布三端、鍫十口まで、官位に応じて禄をうける。
日本精神史研究 (新字新仮名) / 和辻哲郎(著)
一 女は常に心遣こころづかひして其身を堅くつつしみまもるべし。朝早く起き夜は遅くね、昼はいねずして家の内のことに心を用ひ、おりぬいうみつむぎおこたるべからず。又茶酒など多くのむべからず。
女大学評論 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
婦人が内を治めて家事に心を用い、織縫うみつむぎ怠る可らずとは至極の教訓にして、如何にも婦人に至当の務なり。西洋の婦人にはややもすれば衣服裁縫の法を知らざる者多し。
女大学評論 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
つむぎぐるまをまはしてる。
(新字旧仮名) / 新美南吉(著)
先ず小鳥類のうち田鴫たしぎ雲雀ひばり水鶏くいなひよ金雀ひわ椋鳥むくどりつむぎ、雀なぞは殺してから中を一日置いて三日目を食べ頃としますし、うずら山鴫やましぎ、カケスなぞは四日目を食べ頃とします。
食道楽:冬の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)