“かわせみ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
翡翠78.6%
魚狗14.3%
川蝉7.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「しめたッ——」と三位卿、翡翠かわせみうおをさらったように、それをつかんで飛び立ったが、とたんに、目をつけた万吉が、横合から引っくって
鳴門秘帖:06 鳴門の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
これとだいたい同じ話が、奄美大島のとなりの喜界島きかいじまという島にもあった。ただしここでは啄木鳥の代りに、いっぽうを魚狗かわせみだったといっている。
母の手毬歌 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
鉄砲でねらわれた川蝉かわせみのように、日のさす小雨を、綺麗な裾で蓮の根へ飛んでげた。お町の後から、外套氏は苦笑いをしながら、その蓮根問屋の土間へ追い続いて
古狢 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)