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魚狗
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かわせみ
ふりがな文庫
“
魚狗
(
かわせみ
)” の例文
南の岡のうえをもかりもかりと浮いてゆく銀いろの雲に見とれてるとき一羽の
魚狗
(
かわせみ
)
が背なかを光らせながら ぴっ ぴっ と飛んでいった。
島守
(新字新仮名)
/
中勘助
(著)
これとだいたい同じ話が、奄美大島のとなりの
喜界島
(
きかいじま
)
という島にもあった。ただしここでは啄木鳥の代りに、いっぽうを
魚狗
(
かわせみ
)
だったといっている。
母の手毬歌
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
岩頭から横にのり出した木の枝には
魚狗
(
かわせみ
)
が一羽、
凝
(
じっ
)
と斜に構えて動きそうにもなかったが、突然弦を離れた
翡翠
(
ひすい
)
の矢のように、水を掠めて一文字に飛んで行った。
黒部川奥の山旅
(新字新仮名)
/
木暮理太郎
(著)
あるいはそのいっぽうを
鴎
(
かもめ
)
といい、南の島では
魚狗
(
かわせみ
)
だともいうが、かたいっぽうはかならず雀ときまっている。
母の手毬歌
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
水色と泥色に染めわけられた波模様を手のひらにのせてみながら戻って机のうえにならべておく。どん栗と貝殻と杉の花とで
賑
(
にぎやか
)
になった机に頬杖をついてぼんやりと
魚狗
(
かわせみ
)
のことを考えはじめた。
島守
(新字新仮名)
/
中勘助
(著)
▼ もっと見る
次第に青い衣の里馴れた
魚狗
(
かわせみ
)
が、最も多くソニと呼ばれるようになったとも見られる。
野草雑記・野鳥雑記:02 野鳥雑記
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
魚
常用漢字
小2
部首:⿂
11画
狗
漢検準1級
部首:⽝
8画
“魚”で始まる語句
魚
魚籠
魚屋
魚河岸
魚籃
魚鱗
魚類
魚釣
魚沼郡
魚族