“府生”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ふせい50.0%
ふしょう50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
大臣参議の思いものや夫婦仲のいい判官府生ふせいの北ノ方、得度とくどしたばかりの尼君など、むずかしければむずかしいほどいいので、いちど見こまれたら
無月物語 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
夫婦仲のいい判官や府生ふせいの北ノ方、得度したばかりの尼君、というふうにむずかしければむずかしいほどいいので、これと見こんだら、尼寺の築泥ついじも女院の安主あんじゅも、泰文を食いとめることができない
無月物語 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
間もなく、衣冠の囚獄吏が、令史れいし府生ふしょう獄丁ごくていなどの下役をしたがえて、外にたたずみ
平の将門 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
集まる人々には河内の躬恆みつね、紀の貫之、右衛門の府生ふしょう壬生忠岑ただみ、小野小町、大伴黒主はじめこの道にかけては一騎当千の名家ばかり——その中で、いよいよ小町の歌が披露されると
謡曲と画題 (新字新仮名) / 上村松園(著)