“府庁”の読み方と例文
読み方割合
やくしょ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
踏みにじられてその枉屈おうくつを述べることもできないで泣いていた廷章は激怒した。廷章は要人の金を出すからという妥協に耳をかさないで、府庁やくしょに訴えた。
竇氏 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
「われわれは、府庁やくしょからまいった者だが、その方は何者だ、白氏なら韓大爺かんたいや牌票はいひょうがある、その方が許宣にやった銀のことに就いて尋ねることがあるから、いっしょに伴れて往く」
雷峯塔物語 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)