やまい)” の例文
山上憶良のやまいしずめる時の歌一首で、巻五の、沈痾自哀文と思子等歌は、天平五年六月の作であるから、此短歌一首もその時作ったものであろう。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
のちまた数旬をて、先生予を箱根はこねともな霊泉れいせんよくしてやまいを養わしめんとの事にて、すなわち先生一家いっか子女しじょと共に老妻ろうさい諸共もろとも湯本ゆもと福住ふくずみぐうすることおよそ三旬、先生にばいして或は古墳こふん旧刹きゅうさつさぐ