“病痾”の読み方と例文
読み方割合
びょうあ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
また仏教的の本性清浄観しょうじょうかんをただ一気にいっているようで、実は病痾びょうあを背景とする実感が強いのであるから、読者はそれを見のがしてはならない。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
三人は日ごとに顔を見合っていて気が附かぬが、困窮と病痾びょうあ羇旅きりょとの三つの苦艱くげんめ尽して、どれもどれも江戸を立った日のおもかげはなくなっているのである。
護持院原の敵討 (新字新仮名) / 森鴎外(著)