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羇旅
ふりがな文庫
“羇旅”の読み方と例文
読み方
割合
きりょ
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
きりょ
(逆引き)
こんな時にはかたくななジュセッポの心も、海を越えて遥かなイタリアの彼方、オレンジの花咲く野に通うて
羇旅
(
きりょ
)
の思いが動くのだろうと思いやった事もある。
イタリア人
(新字新仮名)
/
寺田寅彦
(著)
三人は日ごとに顔を見合っていて気が附かぬが、困窮と
病痾
(
びょうあ
)
と
羇旅
(
きりょ
)
との三つの
苦艱
(
くげん
)
を
嘗
(
な
)
め尽して、どれもどれも江戸を立った日の
俤
(
おもかげ
)
はなくなっているのである。
護持院原の敵討
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
それから右の表には出してないが、歌の
部立
(
ぶだて
)
、つまり分類も、『古今集』が春・夏・秋・冬・賀・離別・
羇旅
(
きりょ
)
・
物名
(
ぶつめい
)
・恋・哀傷・雑・雑体・
大歌所
(
おおうたどころ
)
御歌としてから、大体この方針が承け継がれた。
中世の文学伝統
(新字新仮名)
/
風巻景次郎
(著)
羇旅(きりょ)の例文をもっと
(4作品)
見る
“羇旅”の意味
《名詞》
旅。旅行。
和歌、俳句の部立の一つ。旅に関するもの。
(出典:Wiktionary)
羇
漢検1級
部首:⽹
22画
旅
常用漢字
小3
部首:⽅
10画
“羇”で始まる語句
羇
羇絆
羇鳥
“羇旅”のふりがなが多い著者
風巻景次郎
正岡子規
森鴎外
寺田寅彦