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『イタリア人』
ふりがな文庫
『
イタリア人
(
イタリアじん
)
』
今日七軒町まで用達しに出掛けた帰りに久し振りで根津の藍染町を通った。親友の黒田が先年まで下宿していた荒物屋の前を通った時、二階の欄干に青い汚れた毛布が干してあって、障子の少し開いた中に皺くちゃに吊した袴が見えていた。なんだかなつかしいような …
著者
寺田寅彦
ジャンル
文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆
初出
「ホトトギス 第十一巻第七号」1908(明治41)年4月1日
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約8分(500文字/分)
朗読目安時間
約14分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
悶
(
もど
)
間
(
けん
)
用達
(
ようた
)
口吻
(
こうふん
)
口喧
(
くちやか
)
葺
(
ぶき
)
血眼
(
ちまなこ
)
疎
(
うと
)
石塊
(
いしころ
)
端書
(
はがき
)
細君
(
さいくん
)
羇旅
(
きりょ
)
殊更
(
ことさら
)
襁褓
(
むつき
)
連捷
(
れんしょう
)
露探
(
ろたん
)
馴染
(
なじみ
)
浅猿
(
あさま
)
泥塗
(
どろまみ
)
下谷
(
したや
)
此処
(
ここ
)
柘榴
(
ざくろ
)
日向
(
ひなた
)
攲
(
そばだ
)
拵
(
こしら
)
啜
(
すす
)
可笑
(
おか
)
厘
(
りん
)
却
(
かえ
)
何処
(
どこ
)
亡者
(
もうじゃ
)