“連捷”の読み方と例文
読み方割合
れんしょう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
海陸ともに連戦連捷れんしょう、旧冬の十二月九日には上野公園で東京祝捷会が盛大に挙行され、もう戦争の山も見えたというので、戦時とはいいながら歳末の東京市中は例年以上のにぎわしさで
正月の思い出 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
とにかく一種侮蔑の念を抑える訳に行かなかった。日露戦争の時分には何でもロシアの方に同情して日本の連捷れんしょうを呪うような口吻こうふんがあったとかであるいは露探ろたんじゃないかという噂も立った。
イタリア人 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
しかしてその革命なるものはなんぞや。すなわち商業主義が腕力主義に向かってその抗抵を試み、しかして連戦連捷れんしょうついにその最後の目的を達するの一大革命なることを。ああわが同胞人民よ。
将来の日本:04 将来の日本 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)