“れんしょう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
蓮生37.5%
連捷37.5%
連宵12.5%
連嶂12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
武蔵の熊谷くまがやに住んでおった蓮生れんしょう入道の一族は、安芸国に引き移っても相変らず熊谷で、その子孫が非常に繁殖して今日まで残っている。
名字の話 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
とにかく一種侮蔑の念を抑える訳に行かなかった。日露戦争の時分には何でもロシアの方に同情して日本の連捷れんしょうを呪うような口吻こうふんがあったとかであるいは露探ろたんじゃないかという噂も立った。
イタリア人 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
わたしは連宵れんしょう帝国劇場に足を運んだのみならず、折々女優を附近のカッフェーに招き迎えシャンパンのさかずきを挙げた。
十日の菊 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
飛騨山脈の主脈はこの蓮華岳からかんざしの股のように二つに岐れて、東と西とに対峙した高大な連嶂れんしょうが相並行して南北の方向に長く続いている、西に在るのが立山山脈で、東に在るのが後立山山脈である。
黒部峡谷 (新字新仮名) / 木暮理太郎(著)