“れんじょう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
連城40.0%
恋情26.7%
蓮浄20.0%
連声6.7%
蓮生6.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その時史孝廉しこうれんという者があって一人のむすめを持っていた。女は幼な名を連城れんじょうといっていた。刺繍ししゅうが上手で学問もあった。父の孝廉はひどくそれを愛した。
連城 (新字新仮名) / 蒲 松齢(著)
そして、我ながらいじらしいことだが、わたしの胸の恋情れんじょうは、なんという新しい力をもって、燃え立ったことだろう!
はつ恋 (新字新仮名) / イワン・ツルゲーネフ(著)
すなわち、近江中将入道蓮浄れんじょう佐渡国さどのくに、山城守基兼は伯耆ほうき、式部大輔雅綱は播磨はりま、宗判官信房は阿波あわ、新平判官資行が美作みまさかといったぐあいである。
(三) ンの場合の連声れんじょうは追々行われなくなって、ただ、「親王」「因縁」「輪廻」のようなきまった語のみに名残をとどめるに過ぎない。
国語音韻の変遷 (新字新仮名) / 橋本進吉(著)
かような音転化を連声れんじょうという。
国語音韻の変遷 (新字新仮名) / 橋本進吉(著)
寛文本、仮名草紙の「薄雪物語」では、園部左衛門が清水寺で薄雪姫という美女に逢い、恋文を送って本意をとげたが、愛人に死なれて無情を感じ、高野山に入って蓮生れんじょう法師になる。
うすゆき抄 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)