“罹病”の読み方と例文
読み方割合
りびょう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
まず牛痘ぎゅうとうにかかった人をたずねだして、その人がはたして、天然痘てんねんとうの流行時に、罹病りびょうをまぬかれたかどうかを正確にとりしらべるよりほかはないのでした。
ジェンナー伝 (新字新仮名) / 小酒井不木(著)
初めは川水を飲んで仕事していたが、鉱毒にあたって、何十人か一度に罹病りびょうしたことがあるので
(新字新仮名) / 吉川英治(著)
ところが、抵抗力の強い人は罹病りびょうの確率が少ないから統計上自然に跡廻しになりやすい、そうしてそういう人は罹っても少々のことではなかなか最初から降参してしまわない。
変った話 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)