“破滅”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
はめつ65.2%
はめ26.1%
ほろび4.3%
やぶれ4.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
なるほどそういう例もあるかも知れぬ。しかし、それも人間というものが結局は破滅はめつに終るという一般的な場合の一例なのではないか。
弟子 (新字新仮名) / 中島敦(著)
お島はこの家がにわかに居心がわるくなって来たように思えた。取返しのつかぬ破滅はめちて来たようにも考えられた。
あらくれ (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
くるへ、くるへ、破滅ほろびなぎさ
邪宗門 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
それから三崎町の「苦学社」でめた苦痛くるしみ恐怖おそれとを想い浮べて連想は果てしもなく、功名の夢の破滅やぶれに驚きながらいつしか私は高谷千代子に対する愚かなる恋を思うた。
駅夫日記 (新字新仮名) / 白柳秀湖(著)