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破滅
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はめ
ふりがな文庫
“
破滅
(
はめ
)” の例文
お島はこの家が
遽
(
にわか
)
に居心がわるくなって来たように思えた。取返しのつかぬ
破滅
(
はめ
)
に
陥
(
お
)
ちて来たようにも考えられた。
あらくれ
(新字新仮名)
/
徳田秋声
(著)
「では、すぐそこに。ああ、おなつかしい! こんな
破滅
(
はめ
)
でねえならば、たった一目でも」
野槌の百
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
ついこんな
破滅
(
はめ
)
にも成つて了つて、私は実に済まないと、自分の身を考へるよりは、貴方の事が先に立つて、さぞ陰ぢや迷惑もしてお
在
(
いで
)
なんだらうに、逢ふ
度
(
たんび
)
に私の身を案じて
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
ちやうど泥沼へでも足を踏込んだやうな形で、彼も借家人も、全く抜差しのならない
破滅
(
はめ
)
に引込まれた。
風呂桶
(新字旧仮名)
/
徳田秋声
(著)
思うに、地方の武士どもは、かつての
承久
(
じょうきゅう
)
ノ乱なるものを、今もなかなか忘れはおるまい。——あの乱で、宮方へ
与
(
くみ
)
した武族は、以後ことごとく、末代まで浮かばれぬ
破滅
(
はめ
)
に落ちてしもうた。
私本太平記:02 婆娑羅帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
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二つのうち一つを択ばなければならない
破滅
(
はめ
)
になっていた。
挿話
(新字新仮名)
/
徳田秋声
(著)
“破滅”の意味
《名詞》
破 滅(はめつ)
破れ、滅びること。どうすることもできないほど荒廃すること。
(出典:Wiktionary)
破
常用漢字
小5
部首:⽯
10画
滅
常用漢字
中学
部首:⽔
13画
“破”で始まる語句
破
破綻
破片
破目
破風
破壊
破落戸
破廉恥
破屋
破鐘