トップ
>
散財
>
さんざい
ふりがな文庫
“
散財
(
さんざい
)” の例文
「重衡ちう奴も、悠長な奴や。何時殺されるか知らんのに、
散財
(
さんざい
)
してよる。……酒もげんさい(美人の事)も向ふ持ちで、腹の痛まん散財や。」
太政官
(旧字旧仮名)
/
上司小剣
(著)
殺人
(
さつじん
)
散財
(
さんざい
)
は一時の禍にして、士風の維持は
万世
(
ばんせい
)
の要なり。これを
典
(
てん
)
して
彼
(
かれ
)
を買う、その功罪
相償
(
あいつぐな
)
うや
否
(
いな
)
や、容易に断定すべき問題にあらざるなり。
瘠我慢の説:02 瘠我慢の説
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
A イヤ
大
(
おほ
)
きに
結構
(
けつこう
)
。
双方
(
さうはう
)
で
一月
(
ひとつき
)
九十
錢
(
せん
)
づつの
散財
(
さんざい
)
だ。
精々
(
せい/″\
)
葉書
(
はがき
)
の
贅澤
(
ぜいたく
)
をやりたまへ。
ハガキ運動
(旧字旧仮名)
/
堺利彦
(著)
門番
(
もんばん
)
の
処
(
ところ
)
で花を買つて十
銭
(
せん
)
散財
(
さんざい
)
して、お
墓
(
はか
)
を
掃除
(
さうぢ
)
して下さい、
塩原多助
(
しほばらたすけ
)
の
墓
(
はか
)
は
此方
(
こちら
)
でございませうか、
私
(
わたし
)
は
塩原
(
しほばら
)
の
縁類
(
えんるゐ
)
の者でございますが、始めてまゐつたので
墓
(
はか
)
は知りませぬから
塩原多助旅日記
(新字旧仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
同級
(
どうきう
)
の
女生徒
(
ぢよせいと
)
二十
人
(
にん
)
に
揃
(
そろ
)
ひのごむ
鞠
(
まり
)
を
與
(
あた
)
へしはおろかの
事
(
こと
)
、
馴染
(
なじみ
)
の
筆
(
ふで
)
やに
店
(
たな
)
ざらしの
手遊
(
てあそび
)
を
買
(
かひ
)
しめて、
喜
(
よろこ
)
ばせし
事
(
こと
)
もあり、さりとは
日々
(
にち/\
)
夜々
(
や/\
)
の
散財
(
さんざい
)
此歳
(
このとし
)
この
身分
(
みぶん
)
にて
叶
(
かな
)
ふべきにあらず
たけくらべ
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
▼ もっと見る
その
次第
(
しだい
)
は前にいえるごとく、氏の
尽力
(
じんりょく
)
を以て
穏
(
おだやか
)
に旧政府を
解
(
と
)
き、
由
(
よっ
)
て
以
(
もっ
)
て殺人
散財
(
さんざい
)
の
禍
(
わざわい
)
を
免
(
まぬ
)
かれたるその功は
奇
(
き
)
にして大なりといえども、一方より観察を
下
(
くだ
)
すときは
瘠我慢の説:02 瘠我慢の説
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
『こんなとこで
散財
(
さんざい
)
してはる。』とお光は低く笑つた。
東光院
(旧字旧仮名)
/
上司小剣
(著)
“散財”の意味
《名詞》
散財(さんざい)
無駄な物などに多くの金銭を使うこと。
(出典:Wiktionary)
散
常用漢字
小4
部首:⽁
12画
財
常用漢字
小5
部首:⾙
10画
“散財”で始まる語句
散財囃子