“万世”のいろいろな読み方と例文
旧字:萬世
読み方割合
ばんせい44.4%
よろずよ33.3%
まんせい22.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
殺人さつじん散財さんざいは一時の禍にして、士風の維持は万世ばんせいの要なり。これをてんしてかれを買う、その功罪相償あいつぐなうやいなや、容易に断定すべき問題にあらざるなり。
瘠我慢の説:02 瘠我慢の説 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
良人の心は血よりもくれないに注がれてこの書中にあるならずや。現にこの春この岩の上に、二人並びて、万世よろずよまでもと誓いしならずや。海も知れり。岩も記すべし。
小説 不如帰  (新字新仮名) / 徳冨蘆花(著)
万世まんせい橋のところに立つ凱旋門がいせんもんは光って見えたかと思うと復た闇に隠れた。
芽生 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)