万世よろずよ)” の例文
旧字:萬世
良人の心は血よりもくれないに注がれてこの書中にあるならずや。現にこの春この岩の上に、二人並びて、万世よろずよまでもと誓いしならずや。海も知れり。岩も記すべし。
小説 不如帰  (新字新仮名) / 徳冨蘆花(著)
常世島とこよしま国なし建てて、到り住み聞き見る人は、万世よろずよ寿いのちを延べつ、故事ふることに言ひつぎ来る、澄江すみのえの淵に釣せし、きみの民浦島の子が、あまに釣られ来りて、紫の雲たなびきて、時のまにゐて飛び行きて
日本精神史研究 (新字新仮名) / 和辻哲郎(著)
万世よろずよまでにや ただ竹を編む
なよたけ (新字新仮名) / 加藤道夫(著)
万世よろずよまでにや 竹を編む。
なよたけ (新字新仮名) / 加藤道夫(著)