“心添”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
こゝろぞへ33.3%
こころぞえ16.7%
こころぞへ16.7%
こゝろそへ16.7%
こゝろぞえ16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
伯爵家の台所はかなり贅沢ぜいたくなものだが、それとは打つて変つて伯自身のお膳立ぜんだては伯爵夫人のお心添こゝろぞへで滋養本位のやはらかい物づくめなのでとんと腕の見せどころが無いさうだ。
この腰の物は、魔除まよけに、と云う細君の心添こころぞえで。
沼夫人 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
これは憚様はばかりさまです。ちよつと身支度に婦人の心添こころぞへを受けるところは堀部安兵衛ほりべやすべえといふ役だ。然し芝居でも、人数にんずが多くて、支度をする方は大概取つて投げられるやうだから、お互に気を着ける事だよ
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
其方せんが親と成り傳吉が無實むじつの罪を助けんとざいをしまず眞實しんじつの心より專を助け萬事に心添こゝろそへ致しつかはし候段奇特きどくおぼめさるゝ旨御賞詞ごしやうし有之
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
孝「仰せに及ばず、もとより敵討の覚悟でございます、此ののち万事に付きよろしくお心添こゝろぞえの程を願います」