“こゝろぞへ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
心添66.7%
注意33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
伯爵家の台所はかなり贅沢ぜいたくなものだが、それとは打つて変つて伯自身のお膳立ぜんだては伯爵夫人のお心添こゝろぞへで滋養本位のやはらかい物づくめなのでとんと腕の見せどころが無いさうだ。
せしも面目めんぼくなし決して心配致すに及ばず伊勢屋の引負金も一工夫くふうしてすましもせん其方そなたは此若旦那樣よりの御心添こゝろぞへの金子にて何成なんなりとも商賣を初める樣にと六右衞門が始終を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
以て家財取上追放申付られ家主家財勘太郎家財とも權三助十へ下さるゝ間双方さうはうあはせしかるべく住居すまひ致せと申渡され又勘太郎有金ありがね六十兩は彦三郎并に權三助十へ廿兩宛下し置れ權三は勘兵衞跡役あとやくとなり町の事なれば當分たうぶん心添こゝろぞへ
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
と飽くまでやさしき注意こゝろぞへ
五重塔 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)