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慈
ふりがな文庫
“慈”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
いつく
64.9%
いつくし
16.2%
なさ
4.1%
じ
4.1%
やさ
2.7%
いつ
2.7%
めぐ
2.7%
いつくしみ
1.4%
う
1.4%
▼ 他 6 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
いつく
(逆引き)
希望を持てないものが、どうして追憶を
慈
(
いつく
)
しむことができよう。未来に今朝のような明るさを覚えたことが近頃の自分にあるだろうか。
冬の日
(新字新仮名)
/
梶井基次郎
(著)
慈(いつく)の例文をもっと
(48作品)
見る
いつくし
(逆引き)
乃至
(
ないし
)
は最初の印象を、思い出として心のなかで
慈
(
いつくし
)
んでいるのがほんとうかもしれぬ。改めて観察しようというのが不心得なのであろう。
大和古寺風物誌
(新字新仮名)
/
亀井勝一郎
(著)
慈(いつくし)の例文をもっと
(12作品)
見る
なさ
(逆引き)
その晩長崎の町には、踏み絵の鋳造者萩原裕佐が「特別なお
慈
(
なさ
)
けをもって」ひそかに
斬罪
(
ざんざい
)
に処せられるそうだといううわさがひろまった。
青銅の基督:――一名南蛮鋳物師の死――
(新字新仮名)
/
長与善郎
(著)
慈(なさ)の例文をもっと
(3作品)
見る
▼ すべて表示
じ
(逆引き)
賣てとかき
口説
(
くどき
)
親子の
恩愛
(
おんあい
)
孝
(
かう
)
と
慈
(
じ
)
と
暫時
(
しばし
)
は
果
(
はて
)
も無りけり
漸々
(
やう/\
)
にして
妻
(
つま
)
お安は
落
(
おつ
)
る
泪
(
なみだ
)
を
押拭
(
おしぬぐ
)
ひ
夫程迄
(
それほどまで
)
に親を思ひ
傾城遊女
(
けいせいいうぢよ
)
と成とても今の難儀を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
慈(じ)の例文をもっと
(3作品)
見る
やさ
(逆引き)
お浪
暁天
(
あかつき
)
の鐘に眼覚めて猪之と一所に寐たる床より
密
(
そつ
)
と出るも、朝風の寒いに火の無い中から起すまじ、も少し
睡
(
ね
)
させて置かうとの
慈
(
やさ
)
しき親の心なるに
五重塔
(新字旧仮名)
/
幸田露伴
(著)
慈(やさ)の例文をもっと
(2作品)
見る
いつ
(逆引き)
君のいう魔法使いの婆さんとは違った、風流な愛とか人道とか
慈
(
いつ
)
くしむとか云ってるから悉くこれ慈悲
忍辱
(
にんにく
)
の士君子かなんぞと考えたら、飛んだ大間違いというもんだよ。
子をつれて
(新字新仮名)
/
葛西善蔵
(著)
慈(いつ)の例文をもっと
(2作品)
見る
めぐ
(逆引き)
しかしまた吶喊と
定
(
き
)
めた上は、大将の命令を聴くのが当然だから、わたしは往々曲筆を
慈
(
めぐ
)
んでやらぬことがある。
「吶喊」原序
(新字新仮名)
/
魯迅
(著)
慈(めぐ)の例文をもっと
(2作品)
見る
いつくしみ
(逆引き)
(中略)清麻呂らと事を謀っている同類の存在も分っているが、天皇のマツリゴトは
慈
(
いつくしみ
)
をもって行うべきものだから、
愍
(
あわ
)
れみを加えて
差許
(
さしゆる
)
してやる
安吾史譚:02 道鏡童子
(新字新仮名)
/
坂口安吾
(著)
慈(いつくしみ)の例文をもっと
(1作品)
見る
う
(逆引き)
諸王、諸臣、及び天下の百姓、
悉
(
ことごと
)
に
長老
(
おきな
)
は愛児を失ふが
如
(
ごと
)
く、
塩酢之昧
(
あぢはひ
)
口に在れども
嘗
(
な
)
めず、
少幼者
(
わかき
)
は
慈
(
う
)
める
父母
(
かぞ
)
を
亡
(
うしな
)
ふが如くて、
哭
(
な
)
き
泣
(
いさ
)
つる声、
行路
(
みち
)
に満てり、
乃
(
すなは
)
ち
耕夫
(
たがやすもの
)
は
耜
(
すき
)
を止め、
舂女
(
つきめ
)
は
杵
(
きおと
)
せず。
大和古寺風物誌
(新字新仮名)
/
亀井勝一郎
(著)
慈(う)の例文をもっと
(1作品)
見る
“慈”の解説
慈(じ)は、漢姓の一つ。
(出典:Wikipedia)
慈
常用漢字
中学
部首:⼼
13画
“慈”を含む語句
慈愛
慈悲
慈母
御慈悲
慈悲心鳥
仁慈
慈悲深
慈眼
慈善
慈善市
慈姑
御仁慈
大慈
慈光寺
山慈姑
慈悲善根
慈眼視衆生
御慈愛
慈光
慈愍
...
“慈”のふりがなが多い著者
倉田百三
亀井勝一郎
フィヨードル・ミハイロヴィチ・ドストエフスキー
ロマン・ロラン
葛西善蔵
三上於菟吉
吉川英治
魯迅
甲賀三郎
作者不詳