“いつくしみ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
慈愛40.0%
仁慈30.0%
愛情10.0%
10.0%
慈悲10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あかすに打聞息子むすこうでこまねいて默然たりしが漸々やう/\にして首をあげ世に有難き御慈愛いつくしみを傳承りて勸たる和郎が言葉をもちひずして博識はくしきぶりたる我答へ今更いまさら思へば面目めんぼくなし花はともあれ父母のこゝろ
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
我らのなお亡びざるはエホバの仁慈いつくしみによりその憐みの尽きざるにる……(雅歌三の二二以下)。
ヨブ記講演 (新字新仮名) / 内村鑑三(著)
したうやまひける然るに夫婦の中に二人の子供こどもありて長男ちやうなんは平吉とて二十一歳いもとをおなみと呼て十八歳なるが此お浪は容貌かほかたちしうすぐれて美麗うつくしき上氣象こゝろだて優美やさしければ兩親ふたおや愛情いつくしみも一方ならず所々しよ/″\方々はう/″\より縁談えんだん
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
(中略)清麻呂らと事を謀っている同類の存在も分っているが、天皇のマツリゴトはいつくしみをもって行うべきものだから、あわれみを加えて差許さしゆるしてやる
安吾史譚:02 道鏡童子 (新字新仮名) / 坂口安吾(著)
慈悲いつくしみは、願ひ人を助くるのみならず
びるぜん祈祷 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)