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慈愛
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いつくしみ
ふりがな文庫
“
慈愛
(
いつくしみ
)” の例文
子の
慈愛
(
いつくしみ
)
、老いたる父の敬ひ、またはペネローペを喜ばしうべかりし
夫婦
(
めをと
)
の愛すら 九四—九六
神曲:01 地獄
(旧字旧仮名)
/
アリギエリ・ダンテ
(著)
明
(
あか
)
すに打聞
息子
(
むすこ
)
腕
(
うで
)
叉
(
こまね
)
いて默然たりしが
漸々
(
やう/\
)
にして首を
上
(
あげ
)
世に有難き御
慈愛
(
いつくしみ
)
を傳承りて勸たる和郎が言葉を
用
(
もち
)
ひずして
博識
(
はくしき
)
振
(
ぶり
)
たる我答へ
今更
(
いまさら
)
思へば
面目
(
めんぼく
)
なし花はともあれ父母の
意
(
こゝろ
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
ヨハンの母性的な
慈愛
(
いつくしみ
)
は、
巷
(
ちまた
)
の苦しみと寒さに凍えていたお蝶の心に情けの温みを知らしめたようです。彼女はもうヨハンに甘える気持は出ても、反逆的な心は持てなくなりました。
江戸三国志
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
が、顏を見ると、光のない鈍い眼、小鼻の廣い平たい鼻、硬さうな黒い皮膚がどうしても愚かものらしく彼れを見させた。他人から
慈愛
(
いつくしみ
)
を寄せられさうな
潤
(
うる
)
みや光は、身體の何處にも持つてゐない。
入江のほとり
(旧字旧仮名)
/
正宗白鳥
(著)
“慈愛(慈(仏教))”の解説
慈(じ、pi: mettā 、sa: maitrī 、en: loving-kindness)とは、仏教の概念で人々(生きとし生けるもの)に深い友愛の心、慈しみの心を持つこと。また、それらに楽を与えたいという心を持つこと。「抜苦与楽」の「与楽」に相当する。慈愛(じあい)とも訳される。
四無量心(四梵住)としてまとめられる4つ徳目「慈・悲・喜・捨」(じ・ひ・き・しゃ)の最初の1つ。
(出典:Wikipedia)
慈
常用漢字
中学
部首:⼼
13画
愛
常用漢字
小4
部首:⼼
13画
“慈”で始まる語句
慈
慈悲
慈姑
慈母
慈善
慈悲深
慈善市
慈眼
慈円
慈父