“慈眼視衆生”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
じげんじしゅじょう66.7%
じげんししゅじょう33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
厳父に対する慈母の心を、そのままに現わしたのが、観自在菩薩かんじざいぼさつというあのやさしい仏です。しかもそれはいずれも「同じ心の仏なりけり」です。いずれも「慈眼視衆生じげんじしゅじょう」の仏心の顕現あらわれであります。
般若心経講義 (新字新仮名) / 高神覚昇(著)
慈眼視衆生じげんじしゅじょう 例年正月大施粥おおせがゆ
大岡越前 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
慈眼視衆生じげんししゅじょうという慈眼なるものは半眼に閉じた眼であるからそれを見馴みなれているわれわれは開いた眼よりも閉じた眼の方に慈悲や有難ありがたみを覚えある場合にはおそれをいだくのであろうか。
春琴抄 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)