“蓄財”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ちくざい75.0%
たくわえ25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
上州屋莊左衞門さうざゑもんが死んだのは、もう半歳も前のことですが、その蓄財ちくざい——どう内輪に見ても、三萬兩や五萬兩はあるだらうと思はれたのが、不思議なことに
あるいは人を苦しめてなお蓄財ちくざいすることがあるにしても、その人よりも社会の制度が不完全ならびに輿論よろんがまだ未熟みじゅくにして、富者といわんよりは富貴ふうきの義務を自覚しないことを難じたい。
自警録 (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)
欧洲航路の優秀船の船長キャプテンを勤めていたと云い、相当な蓄財たくわえもあるらしく退職後はこうして人里はなれた美しい海岸に邸を構えて
死の快走船 (新字新仮名) / 大阪圭吉(著)