“浄財”のいろいろな読み方と例文
旧字:淨財
読み方割合
おたから50.0%
じょうざい50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
のう、先生様は先生様、また難有ありがたいお方として、浄財おたからを喜捨なされます、その奥様の事いの。
悪獣篇 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
額からぽたぽた垂れる膏汗あぶらあせに対しても済まないよ。しかしこれは何でもないんだ。余裕が空間に吹き散らしてくれる浄財じょうざいだ。拾ったものが功徳くどくを受ければ受けるほど余裕は喜こぶだけなんだ。
明暗 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)