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財
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ざい
ふりがな文庫
“
財
(
ざい
)” の例文
其方
儀
(
ぎ
)
專
(
せん
)
が親と成り傳吉が
無實
(
むじつ
)
の罪を助けんと
財
(
ざい
)
を
惜
(
をし
)
まず
眞實
(
しんじつ
)
の心より專を助け萬事に
心添
(
こゝろそへ
)
致し
遣
(
つか
)
はし候段
奇特
(
きどく
)
に
思
(
おぼ
)
し
召
(
めさ
)
るゝ旨
御賞詞
(
ごしやうし
)
有之
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
我
(
わが
)
越後のごとく
年毎
(
としごと
)
に
幾丈
(
いくぢやう
)
の雪を
視
(
み
)
ば
何
(
なん
)
の
楽
(
たのし
)
き事かあらん。雪の
為
(
ため
)
に
力
(
ちから
)
を
尽
(
つく
)
し
財
(
ざい
)
を
費
(
つひや
)
し千
辛
(
しん
)
万
苦
(
く
)
する事、
下
(
しも
)
に
説
(
と
)
く
所
(
ところ
)
を
視
(
み
)
ておもひはかるべし。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
(一三)
區區
(
くく
)
の
齊
(
せい
)
を
以
(
もつ
)
て、
(一四)
海濱
(
かいひん
)
に
在
(
あ
)
り、
(一五)
貨
(
くわ
)
を
通
(
つう
)
じ
財
(
ざい
)
を
積
(
つ
)
み、
國
(
くに
)
を
富
(
と
)
まし
兵
(
へい
)
を
彊
(
つよ
)
うし、
(一六)
俗
(
ぞく
)
と
好惡
(
かうを
)
を
同
(
おな
)
じうす
故
(
ゆゑ
)
に
(一七)
其稱
(
そのしよう
)
に
曰
(
いは
)
く、
(一八)
国訳史記列伝:02 管晏列伝第二
(旧字旧仮名)
/
司馬遷
(著)
天下の人皆
財
(
ざい
)
を
貪
(
むさぼ
)
るその中に居て独り
寡慾
(
かよく
)
なるが如き、
詐偽
(
さぎ
)
の行わるる社会に独り正直なるが如き、軽薄無情の浮世に独り
深切
(
しんせつ
)
なるが如き、いずれも皆抜群の
嗜
(
たしな
)
みにして
日本男子論
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
勝伯
(
かつはく
)
が徳川方の大将となり官軍を
迎
(
むか
)
え戦いたりとせよ、その
結果
(
けっか
)
はいかなるべきぞ。人を
殺
(
ころ
)
し
財
(
ざい
)
を
散
(
さん
)
ずるがごときは眼前の
禍
(
わざわい
)
に
過
(
す
)
ぎず。もしそれ
真
(
しん
)
の禍は外国の
干渉
(
かんしょう
)
にあり。
瘠我慢の説:04 瘠我慢の説に対する評論について
(新字新仮名)
/
石河幹明
(著)
▼ もっと見る
自分もそうそういっしょにはおられないので
帰京
(
ききょう
)
すると、
花前
(
はなまえ
)
はそのまま一年半もその家におった。あっただけの
財
(
ざい
)
をことごとく
消費
(
しょうひ
)
して、ただ帰京の
汽車賃
(
きしゃちん
)
で安藤の家に帰ってきた。
箸
(新字新仮名)
/
伊藤左千夫
(著)
秋山に
良材
(
りやうざい
)
多しといへども、
村中
(
そんちゆう
)
をながるゝ中津川
屈曲
(
まがりくねり
)
深き所浅き所ありて
筏
(
いかだ
)
をくだしがたく、又は牛馬をつかはざれば
良材
(
りやうざい
)
を出しがたく、
財
(
ざい
)
をうる事
難
(
かた
)
ければ
天然
(
てんねん
)
の
貧地
(
ひんち
)
也。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
(六四)
君子
(
くんし
)
は
世
(
よ
)
を
沒
(
をは
)
りて
名
(
な
)
の
稱
(
しよう
)
せられざるを
疾
(
にく
)
む。
(六五)
賈子
(
かし
)
曰
(
いは
)
く、『
(六六)
貪夫
(
たんぷ
)
は
財
(
ざい
)
に
徇
(
じゆん
)
し、
(六七)
烈士
(
れつし
)
は
名
(
な
)
に
徇
(
じゆん
)
し、
(六八)
夸者
(
くわしや
)
は
權
(
けん
)
に
死
(
し
)
し、
衆庶
(
しうしよ
)
は
(六九)
生
(
せい
)
を
馮
(
たの
)
む』
国訳史記列伝:01 伯夷列伝第一
(旧字旧仮名)
/
司馬遷
(著)
然
(
しか
)
るに幕府の
始末
(
しまつ
)
はこれに反し、
穏
(
おだやか
)
に政府を
解散
(
かいさん
)
して
流血
(
りゅうけつ
)
の
禍
(
わざわい
)
を
避
(
さ
)
け、
無辜
(
むこ
)
の人を殺さず、
無用
(
むよう
)
の
財
(
ざい
)
を散ぜず、一方には徳川家の
祀
(
まつり
)
を存し、一方には維新政府の
成立
(
せいりつ
)
を
容易
(
ようい
)
ならしめたるは
瘠我慢の説:04 瘠我慢の説に対する評論について
(新字新仮名)
/
石河幹明
(著)
妻子王位
財
(
ざい
)
も
眷属
(
けんぞく
)
も
現代語訳 平家物語:06 第六巻
(新字新仮名)
/
作者不詳
(著)
こゝを以て
家居
(
いへゐ
)
の
造
(
つく
)
りはさら也、
万事
(
よろづのこと
)
雪を
禦
(
ふせ
)
ぐを
専
(
もつはら
)
とし、
財
(
ざい
)
を
費
(
つひやし
)
力
(
ちから
)
を
尽
(
つく
)
す事
紙筆
(
しひつ
)
に
記
(
しる
)
しがたし。
農家
(
のうか
)
はことさら夏の初より秋の末までに五
穀
(
こく
)
をも
収
(
をさむ
)
るゆゑ、雪中に
稲
(
いね
)
を
刈
(
かる
)
事あり。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
“財”の意味
《名詞》
経済学において物質的・精神的に何らかの効用を持っているもの。財貨。
(出典:Wiktionary)
“財”の解説
財(ざい、en: good(s))とは、経済学において物質的・精神的に何らかの効用を持っているもののことである。財貨とも。
狭義には有形財を指して財と呼ぶ場合がある。そのような場合、対比して無形財をサービスと呼ぶ。
(出典:Wikipedia)
財
常用漢字
小5
部首:⾙
10画
“財”を含む語句
財産
財嚢
財布
財宝
散財
財貨
借財
財政
一切合財
家財
財物
財寶
財産家
空財布
蓄財
財袋
浄財
大財産家
善財童子
蓄財家
...