“貨”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かね30.0%
しろもの20.0%
くわ20.0%
たから10.0%
10.0%
10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
さうしてその目的を以つて君はかねこしらへてをるのぢやらう、なあ、さうすりやその貨さへ得られたら、好んで不正な営業を為る必要は有るまいが。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
左の手のこぶしを開いて見せた。右の手がしろものの相図になるように、左の手は銭の相図になる。これは五貫文につけたのである。
山椒大夫 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
(一三)區區くくせいもつて、(一四)海濱かいひんり、(一五)くわつうざいみ、くにましへいつようし、(一六)ぞく好惡かうをおなじうすゆゑ(一七)其稱そのしよういはく、(一八)
たとへば、吝嗇者りんしょくもののやうにたからおびたゞしうってをっても、たゞしうもちふることをらぬ、姿すがたをも、こひをも、分別ふんべつをも、其身そのみ盛飾かざりとなるやうには。
そしてそれを四方にり出したのである。また同国では昔既に種子無しの葡萄を見出していてこれを鎖鎖葡萄といった。すなわち今日の Sun-raisins と同じである。
植物記 (新字新仮名) / 牧野富太郎(著)
ユダヤ人はちょっとしたもうけにほくほくして、しつのわるいグロッシェンでこの金額きんがくをもってきました。グロッシェン貨なら、三まいでも、質のいいかねの二枚ぶんのうちしかないのです。