“貨(くわ)” の例文
(一三)區區(くく)の齊(せい)を以(もつ)て、(一四)海濱(かいひん)に在(あ)り、(一五)貨(くわ)を通(つう)じ財(ざい)を積(つ)み、國(くに)を富(と)まし兵(へい)を彊(つよ)うし、(一六)俗(ぞく)と好惡(かうを)を同(おな)じうす故(ゆゑ)に(一七)其稱(そのしよう)に曰(いは)く、(一八)
庭(には)の池(いけ)の鯉(こひ)を、大小(だいせう)計(はか)つてねらひにくるが、仕(し)かけさへすれば、すぐにかゝる。また、同國(どうこく)で、特産(とくさん)として諸國(しよこく)に貨(くわ)する、鮎釣(あゆつり)の、あの蚊針(かばり)は、すごいほど彩色(さいしき)を巧(たくみ)に昆蟲(こんちう)を模(も)して造(つく)る。
木菟俗見 (旧字旧仮名) / 泉鏡花、泉鏡太郎(著)