“ゆふばえ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
夕映52.0%
夕栄24.0%
夕榮12.0%
夕照12.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
彼女はさういはれて包みきれないよろこびをほのかな夕映ゆふばえのやうに、その美しいまゆのほとりにたゞよはせた。
老残 (新字旧仮名) / 宮地嘉六(著)
新橋停車場しんばしステエションの大時計は四時をすぐること二分、東海道行の列車は既に客車のとびらして、機関車にけふりふかせつつ、三十余輛よりようつらねて蜿蜒えんえんとしてよこたはりたるが、真承まうけの秋の日影に夕栄ゆふばえして
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
梢のしづく、夕榮ゆふばえも。
海潮音 (旧字旧仮名) / 上田敏(著)
空は僅かに夕照ゆふばえの名残をとどめてゐるだけで、光のうすい星影が三つ四つ数へられた。
(新字旧仮名) / 石川啄木(著)