“新橋停車場”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しんばしステイシヨン50.0%
しんばしステエション50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
輕い頭痛を促す氣分の不快が、今では却て身動きするのもものういやうな不健全の快感に人を陷入れる。香風會の箱根行は三時半新橋停車場しんばしステイシヨンに會合の筈である。
新帰朝者日記 (旧字旧仮名) / 永井荷風(著)
新橋停車場しんばしステエションの大時計は四時をすぐること二分、東海道行の列車は既に客車のとびらして、機関車にけふりふかせつつ、三十余輛よりようつらねて蜿蜒えんえんとしてよこたはりたるが、真承まうけの秋の日影に夕栄ゆふばえして
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)