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夕栄
ふりがな文庫
“夕栄”のいろいろな読み方と例文
旧字:
夕榮
読み方
割合
ゆうばえ
47.4%
ゆふばえ
31.6%
ゆうば
15.8%
ゆふば
5.3%
▼ 他 1 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ゆうばえ
(逆引き)
祭壇の前に集った百人に余る少女は、
棕櫚
(
しゅろ
)
の葉の代りに、月桂樹の枝と花束とを高くかざしていた——
夕栄
(
ゆうばえ
)
の雲が
棚引
(
たなび
)
いたように。
クララの出家
(新字新仮名)
/
有島武郎
(著)
夕栄(ゆうばえ)の例文をもっと
(9作品)
見る
ゆふばえ
(逆引き)
自分はぢつとランプの
火影
(
ほかげ
)
を眺めた。外には
夕栄
(
ゆふばえ
)
に染められた空と入江とが次第に蒼白く
黄昏
(
たそが
)
れて行く。
室
(
へや
)
の中には石油のランプがいかにも軟な悲しい光を投げ始める。
海洋の旅
(新字旧仮名)
/
永井荷風
(著)
夕栄(ゆふばえ)の例文をもっと
(6作品)
見る
ゆうば
(逆引き)
……畑中の並木が紫に烟り、昼間は
藍色
(
あいいろ
)
に見えていた遠くの山々が、今は
夕栄
(
ゆうば
)
えの光りを受けてほとんど淡紅色と云い得るまでに淡く薄い色になってゆく。
田舎医師の子
(新字新仮名)
/
相馬泰三
(著)
夕栄(ゆうば)の例文をもっと
(3作品)
見る
▼ すべて表示
ゆふば
(逆引き)
打晴れたる空は
瑠璃色
(
るりいろ
)
に
夕栄
(
ゆふば
)
えて、
俄
(
にはか
)
に
冴
(
さ
)
え
勝
(
まさ
)
る
颰
(
こがらし
)
の目口に
沁
(
し
)
みて磨鍼
とぎはり
を打つらんやうなるに、烈火の如き酔顔を差付けては
太息嘘
(
ふといきふ
)
いて、右に一歩左に一歩と
踽
(
よろめ
)
きつつ
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
夕栄(ゆふば)の例文をもっと
(1作品)
見る
夕
常用漢字
小1
部首:⼣
3画
栄
常用漢字
小4
部首:⽊
9画
“夕”で始まる語句
夕
夕餉
夕飯
夕陽
夕方
夕靄
夕闇
夕日
夕暮
夕焼
“夕栄”のふりがなが多い著者
柴田宵曲
尾崎紅葉
相馬泰三
永井荷風
北原白秋
有島武郎
上田敏
幸田露伴
正岡子規
横光利一