“北停車場”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ガール・デ・ノール33.3%
ガル・ドュ・クウ33.3%
セーベルヌイ・ボクザール33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ほこりで醜くなった暗緑色の車体を北停車場（ガール・デ・ノール）の巨大なガラス天井の下でプラットフォームに横づけにしたとき
道標 (新字新仮名) ／ 宮本百合子(著)
この、灯（ともしび）のつき初めた巴里の雑沓へ、北停車場（ガル・ドュ・クウ）なり聖（サン）ラザアルなりから吐き出される瞬間の処女のような君のときめき、それほど溌剌（はつらつ）たる愉悦はほかにあり得まい。
踊る地平線：06　ノウトルダムの妖怪 (新字新仮名) ／ 谷譲次(著)
国際列車が北停車場（セーベルヌイ・ボクザール）のプラットフォームにとまると、背広を着た陸軍少佐の藤原威夫は素子の先にたって、佐々一行の乗っている車室を見つけ、手まわりの荷物の世話をやき
道標 (新字新仮名) ／ 宮本百合子(著)