“停車場前”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ステエシヨンまへ50.0%
ていしやぢやうまへ25.0%
ステーシヨンまへ25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
大雪おほゆきです——が、停車場前ステエシヨンまへ茶店ちやみせでは、まだ小兒せうにたちの、そんなこゑきこえてました。時分じぶんは、やま根笹ねざさくやうに、かぜもさら/\とりましたつけ。
雪霊続記 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
翌日よくじつ鴨川かもがはとか、千倉ちくらとか、停車場前ていしやぢやうまへのカフエーへ退身たいしん、いや、榮轉えいてんしたさうである。むし痛快つうくわいである。東京とうきやううちなら、郡部ぐんぶでも、わたしたづねてつて、まうとおもふ。
木菟俗見 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
改札口かいさつぐちには、あめ灰色はひいろしたうすぼやけた旅客りよかくかたちが、もや/\と押重おしかさなつたかとおもふと、宿引やどひき提灯ちやうちんくろつて、停車場前ステーシヨンまへ広場ひろばみだれて、すぢながなかへ、しよぼ/\とみなえてく。
銀鼎 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)