“宿引”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
やどひき90.0%
やどひ10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
さしも客を争う宿引やどひきも、ナゼか竜之助の姿を見てはあまり呼び留めようともしない、これはまだ日脚ひあしの高いせいばかりではあるまい。竜之助は仰いで高札こうさつを見る。
函館から一時間余にして、汽車は山を上り終え、大沼駅を過ぎて大沼公園に来た。遊客ゆうかくの為に設けたかたばかりの停車場である。こゝで下車。宿引やどひきが二人待って居る。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
船から町へ入る旅客の通り道に、ここでも抜け目なく宿引やどひきや土産物屋がせきを作っている。
宮本武蔵:04 火の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)