“やどひき”の漢字の書き方と例文
語句割合
宿引100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
宿引やどひきの声。それには用がない。竜之助は神宮の方へは行かないで、浜の鳥居から右に寝覚ねざめの里。
大菩薩峠:07 東海道の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
敦賀つるが悚毛おぞけつほどわづらはしいのは宿引やどひき悪弊あくへいで、其日そのひしたるごとく、汽車きしやりると停車場ステーシヨン出口でぐちから町端まちはなへかけてまねきの提灯ちやうちん印傘しるしかさつゝみきづき、潜抜くゞりぬけるすきもあらなく旅人たびびと取囲とりかこんで
高野聖 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
大竹小竹の宿引やどひきが不審の眼をみはったのも気がつかず、一文字にここまで来て
大菩薩峠:02 鈴鹿山の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)