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夕焼
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ゆうやけ
ふりがな文庫
“
夕焼
(
ゆうやけ
)” の例文
旧字:
夕燒
夕焼
(
ゆうやけ
)
の空は堀割に臨む白い
土蔵
(
どぞう
)
の壁に反射し、あるいは夕風を
孕
(
はら
)
んで進む
荷船
(
にぶね
)
の帆を染めて、ここにもまた意外なる美観をつくる。
日和下駄:一名 東京散策記
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
小文治、その
品
(
しな
)
ばかりでは心もとない、いずれこの空がまッ
赤
(
か
)
に
夕焼
(
ゆうやけ
)
するころには、
御岳
(
みたけ
)
の山も
流血
(
りゅうけつ
)
に
染
(
そ
)
まるだろう。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
とりわけ、
西
(
にし
)
の
空
(
そら
)
が
夕焼
(
ゆうやけ
)
けをする、
日暮
(
ひぐ
)
れ
方
(
がた
)
に
熱
(
ねつ
)
が
出
(
で
)
るというのであります。そして、
近所
(
きんじょ
)
の
医者
(
いしゃ
)
に
見
(
み
)
てもらったけれど、なんの
病気
(
びょうき
)
かわからないというのでした。
海が呼んだ話
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
時とすると、広場で見る
夕焼
(
ゆうやけ
)
もなかなか美しいものです。が、街からは、屋根や煙突に囲まれたほんの少しの空しか見えません。台所の窓からは、そのほんの少しも見えはしないでしょう。
小公女
(新字新仮名)
/
フランシス・ホジソン・エリザ・バーネット
(著)
いま、
夕焼
(
ゆうやけ
)
の
変圧所
(
へんあつじよ
)
第二邪宗門
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
▼ もっと見る
天気
(
てんき
)
の
変
(
か
)
わる
前兆
(
ぜんちょう
)
か、
西
(
にし
)
の
夕焼
(
ゆうやけ
)
けは、
気味
(
きみ
)
の
悪
(
わる
)
いほど、
猛
(
たけ
)
り
狂
(
くる
)
う
炎
(
ほのお
)
のように
渦巻
(
うずま
)
いて
紅
(
あか
)
くなりました。
ちょうと怒濤
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
“夕焼(夕焼け)”の解説
夕焼け(ゆうやけ)は、日没の頃、西の地平線に近い空が赤く見える現象。
夕焼けの状態の空を夕焼け空、夕焼けで赤く染まった雲を“夕焼け雲”と称する。日の出の頃に東の空が同様に見えるのは朝焼け(あさやけ)という。
(出典:Wikipedia)
夕
常用漢字
小1
部首:⼣
3画
焼
常用漢字
小4
部首:⽕
12画
“夕焼”で始まる語句
夕焼小焼