“にごしら”の漢字の書き方と例文
語句割合
荷拵100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
車を手舁てかきで床の正面へ据えて、すぐに荷拵にごしらえをして、その宰領をしながら、東京へ帰ろう手筈てはずだったそうですわ。
本間さんはとうとう思い切って、雨が降るのに荷拵にごしらえが出来ると、俵屋たわらやの玄関からくるまを駆って、制服制帽の甲斐甲斐しい姿を、七条の停車場へ運ばせる事にした。
西郷隆盛 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
これを胴巻に入れたり、襦袢じゅばんの襟に縫附けたり、種々いろ/\に致して旅の用意を致します、其の内に荷拵にごしらえが出来ると、これを作右衞門の蔵へ運んで預けると云う訳で
真景累ヶ淵 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)