“手舁”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
てかき50.0%
てがき50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
車を手舁てかきで床の正面へ据えて、すぐに荷拵にごしらえをして、その宰領をしながら、東京へ帰ろう手筈てはずだったそうですわ。
既にしててぐるまに乗ることを許された。後には蘭軒のかごが玄関に到ると、侍数人が轎の前に集り、円い座布団の上に胡坐こざしてゐる蘭軒を、布団籠ふとんごめ手舁てがきにして君前に進み、そこに安置した。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)