“論判”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ろんぱん25.0%
はなし25.0%
ろっぱん25.0%
ろッぱん25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
○同六月二十四日、水戸烈公、一橋卿、尾張卿、松平慶永登営、井伊と論判ろんぱんす。
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
「富突きがあつてから昨日まで、毎日々々めました。でも清太郎さんも迷つたやうで、昨夜二階へ追つかけて來た叔父さんとの論判はなしで、清太郎さんは一應考へて置くと言つたやうでした」
論判ろっぱんの挙句、これはきっと閏土がうずめておいたに違いない、彼は灰を運ぶ時一緒に持帰る積りだろうなどと言って
故郷 (新字新仮名) / 魯迅(著)
二階の論判ろッぱん一時ひとときに余りけるほどに、雷様の時の用心の線香をふんとさせ、居間からあらわれたのはお蔦で、もぐさはないが、禁厭まじないは心ゆかし、片手に煙草を一撮ひとつまみ。抜足で玄関へ出て、礼之進の靴の中へ。
婦系図 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)