方途ほうず)” の例文
こうなると、どこまで下司にできているか方途ほうずが知れない。俺もよけいな暇潰ひまつぶしをしたようなものの、そんな奴かと思ったら、やっと諦めがついたよ
四十八人目 (新字新仮名) / 森田草平(著)
……どちらを向いてもお金のることばかりで、方途ほうずが知れません……実りが悪いし、種物を売り出せば幾度も税金を掛けられ、元を削って売らなければ腐れるばかりです
故郷 (新字新仮名) / 魯迅(著)