“軽躁”のいろいろな読み方と例文
旧字:輕躁
読み方割合
けいそう60.0%
かるはずみ20.0%
はしや13.3%
はしゃ6.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
これ他なし我邦わがくに固有の旧文化破壊せられて新文化の基礎遂に成らず一代の人心甚だ軽躁けいそうとなりかつ驕傲きょうごう無頼ぶらいに走りしがためのみ。
江戸芸術論 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
移気、開豁はで軽躁かるはずみ、それを高潔と取違えて、意味も無い外部の美、それを内部のと混同して、はずかしいかな、文三はお勢に心を奪われていた。
浮雲 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
そして檻のなかから手を伸ばして娘の肩を撫でた。娘は嬉しさうにきやつ/\軽躁はしやぎながら色々な事を猩々に話しかけた。
どうか調子のいいときだけは少し軽躁はしゃがしといて下さい。いずれは落馬しましょうから、そのとき差引勘定をして下さい。
生々流転 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)