“はしや”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
36.7%
26.7%
16.7%
乾燥6.7%
軽躁6.7%
乾躁3.3%
燥急3.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
すると、ちやうど、はしやぎ機嫌でゐたダイアナが(彼女はジョンの意志には容易に支配されなかつた、何故なら彼女の意志もまたをとらず強かつたから)
はずみましたとも。あれからこども達と一緒にクンカンなんかりましてね。ひどはしやぎましたよ。」
吉につれられた十七人の子供たちは、みんなはしやぎ切つて騒ぎながら線路堤を杉林の方へ進んで行きました。
文化村を襲つた子ども (新字旧仮名) / 槙本楠郎(著)
乾燥はしやぎ切つた状で、前庭を掩うた葉櫻の下を駈け込んで來ると、いつもならば眞ツ先きに迎へ出て何か輕口を言ふ筈の野口助役は、引導を渡された佛のやうに、身動きもせず突つ立つてゐるので
太政官 (旧字旧仮名) / 上司小剣(著)
見ると、直ぐそば卓子テーブルに、お洒落しやれな青年士官が三四人居合せて、軍鶏しやものやうに胸を反らして、軍鶏のやうなきいきいした声で何かしきりと軽躁はしやぎ散らしてゐた。
よく新画の展覧会へ出掛けると、一つの画幅の前で火喰鳥ひくひどりのやうな鋭い顔をした男が三四人、ぢやん拳をして、きやつ/\乾躁はしやぎ散らしてゐるのを見掛ける事がある。
本當ほんたうに、こはいもんですね。もとはあんな寐入ねいつたぢやなかつたが——どうも燥急はしやぎるくらゐ活溌くわつぱつでしたからね。それが二三ねんないうちに、まるべつひとやうけちまつて。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)