“かんそう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
乾燥17.9%
諫奏17.9%
諫争10.3%
感想7.7%
檻送7.7%
観相7.7%
盥嗽5.1%
観想5.1%
諫諍5.1%
閑窓5.1%
(他:4)10.4%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
草本帶そうほんたいには、乾燥かんそうしたところにえる植物しよくぶつ、すなはち『乾生かんせい』のものと
森林と樹木と動物 (旧字旧仮名) / 本多静六(著)
これは木材もくざい乾燥かんそうするのと、表面ひようめんから次第しだい腐蝕ふしよくしてるとにるのである。
地震の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
けれども、帝の軍備には、たちまち内部の反対が燃え、学士秦宓しんふくのごときは、直言して、その非を諫奏かんそうした。
三国志:10 出師の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
その必死な諫奏かんそうを「——尊氏と親しいからであろう」などとは、嘲弄ちょうろうもまた、はなはだしい。
私本太平記:10 風花帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
ここにおいてか勢い幕府を諫争かんそうし、れ聴かざるにおいては、勢い討せざるべからざるに至る。
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
そういう幕府は無謀な大軍を西へ進める当時に、尾州の御隠居や越前藩主なぞの諫争かんそうをきき入れないでおいて、今となって目をさましてもおそかった。
夜明け前:02 第一部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
あにのところへ、ともだちが、たずねてくると、しぜんと生活せいかつ感想かんそうや、世間せけん様相ようそうはなしにのぼりました。
兄の声 (新字新仮名) / 小川未明(著)
「むかしは、かがみおんなのたましいともいいましたから、これには、たましいが、はいっているのかもしれませんね。」と、さすがに小田おださんは、詩人しじんらしい感想かんそうをもらして、うけとったかがみを、ていねいになでながら、しばらく、じっとまもっていました。
うずめられた鏡 (新字新仮名) / 小川未明(著)
松陰肖像は、門人浦無窮うらむきゅうが、松陰東都檻送かんそうせらるるに際して描きたるものを、さらに謄写したり。
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
「待て。それだけではいかん。すぐさま、迅兵じんぺいをさし向けて、玄徳らを召捕え、都へご檻送かんそうくださるべしと、促すのだ」
三国志:02 桃園の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
エジプト時代には一回に十五日もかかった観相かんそうを、本師は最新の微積分計算法びせきぶんけいさんほうをおこない、わずかに三分間にて鑑定す。
金属人間 (新字新仮名) / 海野十三(著)
白雲が忙しそうにその間を去来して一種無常の観相かんそうをば附加える。
仏法僧鳥 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
起きて盥嗽かんそうし終わり、うたた昨夢の現象を思う。
妖怪報告 (新字新仮名) / 井上円了(著)
厩から帰ると、盥嗽かんそうして仏壇の前に坐した。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
こんな中学程度の観想かんそうを練りにわざわざ、鏡が池まで来はせぬ。
草枕 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
おもうに、なんじ観想かんそうによって救わるべくもないがゆえに、これよりのちは、一切の思念をて、ただただ身を働かすことによってみずからを救おうと心がけるがよい。時とは人の作用はたらきいいじゃ。
悟浄出世 (新字新仮名) / 中島敦(著)
今の伊太夫の家では、この旅を、無用なり、危険なりとして諫諍かんそうするほどのものはありません。
大菩薩峠:36 新月の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
母を尊敬し併せて妻を愛重する文明男子がこの際に取るべき手段は、誠意ある諫諍かんそうを敢てして、母を時代錯誤から救い出し、現代に適した賢い母たり新しい母たらしめる外にないではないか。
姑と嫁について (新字新仮名) / 与謝野晶子(著)
暮山ぼざんの雲をながむれば、君が花釵かんざしかと心も憂く、閑窓かんそうの月にうそぶけば、玉顔ぎょくがんわれに笑み給うかと迷うも浅まし。
宮本武蔵:05 風の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
二十二日、同じく閑窓かんそう読書の他なし。
突貫紀行 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
首は函送かんそうして、これを、安土の信長に供え、遺物かたみ種々くさぐさは、安芸の吉川元春の許へ送り届けてやった。
新書太閤記:06 第六分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
金、虚名、貪慾、無節操、乱倫、阿諛あゆ奸争かんそう佞策ねいさく、何でも、利にしたがって、嗅覚のあさりにはしり、ばかばかしい人間の理想などというものを、極端にまで、軽蔑けいべつし合った。
新編忠臣蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
かかるほどに、獄中常におのずからの春ありて、靄然あいぜんたる和気わきの立ちめし翌年四、五月の頃と覚ゆ、ある日看守は例の如く監倉かんそうかぎを鳴らして来り
妾の半生涯 (新字新仮名) / 福田英子(著)
訊問じんもんえてのち、拘留所に留置せられしが、その監倉かんそうこそは、実に演劇にて見たりし牢屋ろうやていにて、しょうの入牢せしはあたかも午前三時頃なりけり。
妾の半生涯 (新字新仮名) / 福田英子(著)
侍奉紳士は婦の早起盥漱かんそうする時より、深更寢に就く時に至るまで、其身邊に在りて奉侍す。