“盥嗽”の読み方と例文
読み方割合
かんそう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しかして夢破すれば、時辰儀じしんぎまさに七時になんなんとす。起きて盥嗽かんそうし終わり、うたた昨夢の現象を思う。
妖怪報告 (新字新仮名) / 井上円了(著)
友達がなぜそんなに馬を気に掛けるかというと、馬は生死しょうしを共にするものだからと、貞固は答えた。厩から帰ると、盥嗽かんそうして仏壇の前に坐した。そして木魚もくぎょたたいて誦経じゅきょうした。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)