“時辰儀”の読み方と例文
読み方割合
じしんぎ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しかして時辰儀じしんぎにては、その裝置しかけの輪𢌞めぐるにあたり、これに心をとむる人に、初めの輪しづまりて終りの輪飛ぶと見ゆるごとく 一三—一五
神曲:03 天堂 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
しかして夢破すれば、時辰儀じしんぎまさに七時になんなんとす。起きて盥嗽かんそうし終わり、うたた昨夢の現象を思う。
妖怪報告 (新字新仮名) / 井上円了(著)
近頃仏国学士院のブーケ・ド・ラグリー氏はこの塔を利用して遠近おちこちの海岸を航海しつつある船舶に正確な時刻を電報し、航海に最も必要な時辰儀じしんぎの調整をさせたらよかろうという事を建議した。
話の種 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)