“観想”の読み方と例文
読み方割合
かんそう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
惟(おも)うに、爾(なんじ)は観想(かんそう)によって救わるべくもないがゆえに、これよりのちは、一切の思念を棄(す)て、ただただ身を働かすことによってみずからを救おうと心がけるがよい。時とは人の作用(はたらき)の謂(いい)じゃ。
悟浄出世 (新字新仮名) / 中島敦(著)
何だか考(かんがえ)が理(り)に落ちていっこうつまらなくなった。こんな中学程度の観想(かんそう)を練りにわざわざ、鏡が池まで来はせぬ。袂(たもと)から煙草(たばこ)を出して、寸燐(マッチ)をシュッと擦(す)る。手応(てごたえ)はあったが火は見えない。
草枕 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)